大凡のギタリスト、ニシイケタカシによる
三度目の雑記。
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最下位

 十七年ぶりにタイガースがセ・リーグ最下位となった。残念だ、とは思うのだけれど、正直を言うと、ここ数年、ワタシはプロ野球自体にどうも関心がなくなり、今年もさして追いかけていたわけでもなかった。残念の気持ちも口ごもってしまう。

 ワタシが上京する前、ざっと第一次吉田監督時代から九十年代後半の野村監督あたりまでのタイガースは総じて駄目だった。村山〜中村監督時代などは本当につらかった。でも、そんなタイガースが好きだった。少し前にここでも書いたが、それだけに八十五年の熱狂は今も呪いのようにワタシに刻印されている。

 ワタシが上京してからこっちの二十年、二度のリーグ優勝をしたり、そこそこAクラスを維持していたり、なかなかのチームとなったタイガース。そんな在阪球団を東京に居ながらにして応援している自分に説明のつかない矛盾を感じていた。いつまでもうだつの上がらない自分との軋轢だったのかもしれない。

 全く手前勝手な気分だが、これで来期からあらたな気持ちで応援できる気がする。また、いちから出直そう、タイガース。ワタシも出直すぞ。

 

■11月10日(土)@中野オルタネイティヴカフェ
出演:banri shiraiwa、うえはらまさみつ+ジャスミン、ニシイケタカシ
open 19:00 / start 19:30
料金:¥1,500 (+1drink order)

■11月14日(水)@高円寺ジロキチ
出演:アナコンダ、シッカローラーズ、双六亭
open 18:30 / start 19:30
料金:¥2,500 (+1drink order)

不図

 以前にも何度か書いた類いの話。昨今は何か文章を書くにあたってはタイプするのが日常となり手書きすることもすっかりなくなってしまっている。それでもたまに手書きせねばならないときなど、よく漢字が思い出せないことがある。

 過日、SNSで流れてきた「不図」とという漢字二文字。「ふと」を閉じるとこの「不図」なのですよと伝えていた投稿だったわけだが、この度のワタシは思い出せなかった、のではなく、恥ずかしながらそれまで知らなかった。「〈ふと〉思う」と「〈ふっと〉思う」、はニュアンスの問題で同じものだと思っていたような具合だ。

 「不図」の反語は「意図」となるそうだ。齢五十過ぎにして、重ねて恥ずかしながらとても腑に落ちた。意図思う、と書かないのは思うことを二重に表現してしまうので、思う、だけででよいわけだ。成る程。一方の不図思う、という使い古された言い回し。意図せず思うというこの行為が何だか汚れのないとてもよいものに思えてきた。なかなか単純である。

 

■9月9日(日)@武蔵小山LiveCafeアゲイン
出演:POST、双六亭
open 18:30 / start 19:00
料金:¥2,000 (+1drink order)

■9月23日(日)@国立地球屋
出演:Berry、赤い夕陽、双六亭
open 19:00 / start 19:30
料金:¥1,500 (+1drink order)

■9月27日(木)@三鷹バイユーゲイト
出演:愛染恭介、河原敬介、ニシイケタカシ
open 19:00 / start 20:00
料金:¥1,500 (+1drink order)

暑さのせい

 今夏の暑さは骨身にまで堪える。巷間言われる温暖化の進行が云々など詳しいことはわからないけれど、ともかくワタシが幼い頃の牧歌的だった夏とはもう別世界だ。

 まだ夏が牧歌的だった頃の冷房機は、やたら巨大で木目調で箪笥みたいで起動するとドンと機体が揺れてブンブンと運転音がうるさくて冷風には独特のにおいがあった。あれは何由来のにおいだったのだろう。体にはよくないものだったのだろうか。あのにおいを嗅ぐのは好きだった。

 平成最後の夏が骨身に堪えるのには何か啓示的なわけがあって、牧歌的だった世界はもう終わったのでちゃんとしろと言われているような気もする。この暑さで頭まで茹だってしまっただけなのかも知れないが。

 

■7月27日(金)@高田馬場ディグライト
出演:the KANGA、グランドルート・セントジョン
O.A:ニシイケタカシ
※投げ銭ライヴ (要2drink order)

■8月19日(日)@高田馬場ディグライト
出演:丸尾一平theCP's、Kenny's Trio、双六亭
open 18:30 / start 19:00
※投げ銭ライヴ (要2drink order)

■8月28日(水)@吉祥寺MANDA-LA2
出演:北澤コイチーズ、双六亭、他
open 18:30 / start 19:30
料金:¥2,200  (+1drink order)

■9月9日(日)@武蔵小山LiveCafeアゲイン
出演:POST、双六亭
open 18:30 / start 19:00
料金:¥2,000 (+1drink order)

ヤンキーとオタク

 過日、友人Nとビートルズの話になった。ビートルズは何度聴いても新たな発見があるね等々、ほとんど他愛のないものばかりだった中、ビートルズの初期が好き派と中後期が好き派が対立しがちなのは何故なのか、というテーマにふたりともやや腰が入る。いわくビートルズファンはまったく一枚岩でない。

 Nは、初期派はヤンキー的メンタリティが強く、中後期派はオタク的メンタリティが強いからなのでは、と切り出した。確かに、ドサ回り時代のタフな残り香、揃いのスーツに熱いライヴパフォーマンスの初期はヤンキーマッチョを熱狂させるに充分だろうし、一切のライヴを止めスタジオにひきこもり観念世界を横溢させ、作品をこねくり回す様はオタクが自らを投影したくなる要素が満載だ。少々乱暴だが興味深い腑分けだと思った。

 ワタシはどちらかといえば中後期支持派。なのでNの仮説でいくとオタク側ということになる。しかし、初期が嫌いかといわれれば、そういうことでもない。中後期原理派でもない。で、ワタシが「六対四ぐらいで後期派かなあ。」というと、日和って聞こえたのか、「そんな支持政党なし、みたいなことでは駄目だ。どっちかに決めろ。」とN。

 因みにNは断然初期派だという。Nは学生時代からかなりのインテリで現在は某代理店の管理職。どちらかといえばオタクの風情。しかし先述のやり取りからも見て取れる決断主義的な物言いなどはとてもヤンキー的。一方、ワタシは近視で目つきがあまりよろしくなく少々上背があるせいか、若かりし頃などはヤンキーに分類されがちだった。当時、それこそヤンキー風情の女子から交際を求められ快諾したはいいが、「もっとヤンキーかと思ってたのにちがったわ。」と速攻の三行半にうじうじと傷付つくなど、内面は結構ナイーヴで、雑にいうとオタク的。

 そんなわけで、ふたりのメンタリティをざっと紐解くとNの仮説と符合することとなった。何となく面白くないワタシは、Nの仮説はよいとして、この考察からあらたにメンタリティと風情は直結するとは限らないという視点が浮き彫られたのではないか、ビートルズ当人らの初期メンタリティは風情に反してオタク的であるかも、といった逆説はないかと展開させるも、Nはあまり関心がなさそうだった。いわくビートルズファンはまったく一枚岩でない。

 

■7月11日(水)@下北沢440
『Takahashi's Ver.58
出演:the GROOVEYARD、平安寺ゆうすけ、双六亭、DJ hb
open 19:00 / start 19:30
前売¥2,300 / 当日¥2,800  (+2drink order)

■7月27日(金)@高田馬場ディグライト
出演:the KANGA、グランドルート・セントジョン、
O.A:ニシイケタカシ
※投げ銭ライヴ (要1drink order)