大凡のギタリスト、ニシイケタカシによる
三度目の雑記。
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食べ残し、その2

 前回の記事で書きました「昭和」の「食べ残し」問題。さしあたって、ひとりでライヴをやる折に「昭和」の曲のカヴァーに取り組んでおります。取り組みが正面過ぎるわ、と苦笑されそうですが、いやはやまったく。

 見るのとやるのと大違いなどと、あらゆる分野で申します。「昭和」の曲のカヴァーも、実際にちょこっとでもやってみますと当たり前の如く幾つもの驚きや発見があり、取り組み甲斐に上限が見えることはなさそうです。

 先日のライヴでは、『丘を越えて(一九三一年/昭和六年)』(島田芳文/古賀政男)に挑戦しました。この曲をやる機会は当該のハナシとはまた別の所〈第176回囲碁お見知りおきをラヂオ〉から得たものだったのですが、藤山一郎バージョンのフルコーラスを意識して聴いたのはおそらくこの時が初めて。長尺イントロの意匠などなど、やはり驚きや発見が様々でした。

 伴奏とは言い得た言葉で、この曲などは正に「歌うに伴い奏でる」といった趣き。「歌詞」にしっかりと立脚点をおいたアレンジでありながら、聴き手の耳に達する頃には歌として渾然となるよう普請されているという「当たり前」の構造にあらためて感じ入っておるような次第です。

 さて、感じ入っておるばかりでもいけませんので、正面過ぎるやも知れない、この小さな取り組みではありますが、様々な「昭和」を食べ尽くすべく続けていこうと思っております。何れかのお店でご笑覧いただけたなら幸甚の至りであります。

 

■10月13日(木)@代々木八幡CAFE BARNEY
『Live for BARNEY vol.9』

出演:長谷川弘 w/Jasmin(aco)、Taj(gt)、A.T.(ba)、ニシイケタカシ
cafe open 17:00 / live start 19:30
チャージ:¥1,500 (+1 drink order)